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こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
結論から言うと、アレルギーへの対応に「だいたい大丈夫」は存在しません。
命に関わることだからこそ、うちでは妥協せず、毎回真剣に向き合っています。
今日はその具体的な「裏側」を、包み隠さずお伝えしたいと思います。
お祝いの席や記念日のご予約をいただく際、「アレルギーがあるのですが……」とおそるおそる電話してくださる方がいます。
その声の奥に、断られたらどうしようという不安がにじんでいるのが、電話越しにも伝わってくるんです。
大切な記念日、「絶対に喜ばせたい!」という気合と、「お店選びで失敗したらどうしよう…」というプレッシャー。
その両方を抱えながらお電話くださっているんだなと思うと、こちらも自然と力が入ります。
この記事では、魚信がアレルギー対応においてどんなことを考え、どう動いているか。
そして、アレルギーがあっても「最高の記念日」を実現するために、お客様にあらかじめ知っておいていただきたいことを、料理人の本音でお話しします。
こんな方におすすめ
- ✅ 食物アレルギーがあるご家族と一緒に、お祝いの席を計画している方
- ✅ アレルギー対応を断られた経験があり、お店探しに疲れている方
- ✅ 岡崎市・西三河エリアで記念日や法事に使える個室和食店を探している方
- ✅ 「食材を抜くだけ」ではなく、みんなと同じように美味しく食べてほしいと願う親御さん
- ✅ 大切な節目の食事会で、アレルギー対応含めて安心してお任せできるお店を探している方

「食材を抜けばいい」だけじゃない。うちが絶対にやらないこと
アレルギー対応で一番多いのが、「その食材だけ抜いて出す」という方法です。
でも正直に言うと、それだけでは不十分なことが多い。
たとえば、エビを使っていなくても、エビを茹でた鍋でイカを茹でていたら?
卵を使っていなくても、卵を触った手袋のまま別の料理を盛り付けていたら?
うちでは、予約時にアレルギーのご申告をいただいた際、必ず「エキスはOKか、完全除去が必要か」「調理器具の共用はNGか」まで確認するようにしています。
これをスタッフ任せにせず、板長である私が直接お話を伺うようにしているのが、魚信のやり方です。
なぜかというと、当日の仕込みをするのは私自身だから。
伝言ゲームになった瞬間に、情報が薄まるリスクが生まれます。
「言った」「聞いた」のすれ違いで、最悪の事態が起きることだけは絶対に避けたい。
だから、自分の耳で直接聞くことにこだわっています。
もうひとつ、うちが絶対にしないことがあります。
それは、「アレルギー対応メニュー」として、その方だけ明らかに質素な一皿を出すことです。
せっかくのお祝いの席で、一人だけ違う寂しいお皿が並ぶ光景……想像するだけで胸が痛い。
特にお子さんがアレルギーを持つ場合、そのお子さんが「自分だけ違う」と気づいてしまうのが一番つらいんです。
3歳の息子を育てている親として、それは本当によくわかります。
だからうちでは、「抜いた分、何を足すか」を必ず考えます。
エビが使えないなら、旬の白身魚で同じ食感と彩りを出す。
卵が使えないなら、手づくり豆腐でなめらかなテクスチャーを添える。
出汁からすべて手作りしているからこそ、この「足す」発想ができるんです。
既製品や市販のタレを多用していたら、こういう融通はまず利きません。
出汁から手作りにこだわる理由。実はアレルギー対応のためでもある
魚信では、旨味の土台となる出汁を毎日お店で引いています。
正直、手間はかかります。市販の顆粒出汁や合わせ調味料を使えば、仕込みの時間は大幅に短縮できる。
でも、それをしない理由のひとつが、食材の「中身」を自分で把握できることにあります。
市販の合わせ調味料には、複数の原材料が含まれていることがほとんどです。
表示上は問題なくても、微量のアレルゲンが含まれている可能性がある。
「うちの出汁に入っているのは、昆布とかつおだけです」と言い切れることが、アレルギーを持つお客様への誠実な答えになるんです。
もちろん、南伊勢や師崎から直送している鮮魚についても、仕入れのルートと鮮度の確認は毎朝欠かしません。
旬の食材をきちんと把握しているからこそ、「今日はこの魚ならアレルギーの心配なく使えます」という判断を自信を持ってできます。
✓ ここまでのポイント
- アレルギー対応は「食材を抜く」だけでは不十分。調理器具の共用や交差汚染まで考慮が必要
- 板長が直接ヒアリングすることで、情報の伝言ミスを防いでいる
- 出汁からの手作りにこだわるからこそ、食材の中身を把握した柔軟な対応が可能になる
法事やお祝いの席でのアレルギー対応。複数人いても大丈夫?
「法事の会食で、参加者の中にアレルギーがいる人が2人いるんですが……」
こういったご相談を、実はよく受けます。
複数人のアレルギーに同時対応するのは、確かに簡単ではありません。
でも、事前の打ち合わせをしっかりやれば、ちゃんとできます。
大人数のご法事の場合、ご予約の段階でアレルギーの詳細(何人、何のアレルギー、どの程度の除去が必要か)を教えていただければ、コース内容を組む段階からその方の分を設計し直します。
「当日になって言われても……」という状況だけは、お互いにとって一番良くないので、必ず事前にご相談くださいというのが正直なお願いです。
「法事の会食で利用しました。事前の打ち合わせから丁寧に対応してくださり、当日は安心してお任せすることができました。料理も気持ちがこもっていて親族から好評でした。」
ご法事でご利用のお客様
こうしておっしゃっていただけるのが一番嬉しいことです。
「当日は安心してお任せ」——その言葉のために、事前の打ち合わせがあるんだと思っています。
法事の幹事さんは、料理のことだけでなく、席順や進行など気を遣うことが本当にたくさんある。
食事まわりのことは、全部こちらに任せてもらえると、当日は故人を偲ぶことに集中していただけますよね。
アレルギー対応も含めて、その「安心」を届けることが私たちの仕事だと思っています。
記念日のお祝いを「最高の一日」にするために、アレルギー対応で後悔しないお店の選び方
お祝いの席をどのお店にするか決める時、アレルギーがあるご家族がいると、どうしてもお店選びの幅が狭まりがちです。
でもそのせいで「また妥協して同じお店にした」となるのは、もったいない。
最高の記念日を実現するために、私がお伝えしたいことが3つあります。
①「対応できます」の根拠を確認する
「アレルギー対応可」と書いてあるお店でも、「その食材だけ抜く」レベルか、「交差汚染まで含めてコントロールできる」レベルかは、お店によって全く違います。
予約時に「どこまで対応できますか?」と具体的に聞いてみてください。
その答え方で、そのお店の本気度がわかりますよ。
②料理を作る人間に直接話せるか
ホールスタッフを経由した対応は、どうしても伝言になりやすい。
板長や料理人が直接ヒアリングしてくれるお店なら、より安心感が違います。
③「抜くだけ」でなく「美味しく代替できるか」
アレルギー対応した一皿が、他の方と同じように華やかで美味しいかどうか。
これがそのお店の「心意気」を表しています。
主役の方も、アレルギーがあるご家族も、同じテーブルで同じ笑顔になれる——それが理想だと思います。
岡崎市内でお祝いや法事の食事会をお考えなら、魚信では個室でゆったりとした空間と、一釜ずつ炊き上げる名物釜飯、こだわりの手づくり豆腐を含む会席コースをご用意しています。
周りの目を気にせず、ご家族みんなで肩の力を抜いて笑い合える——そういう時間のお手伝いができれば、板長冥利に尽きます。
まとめ:アレルギーがあっても、大切な人と最高の時間を
アレルギーは、正直に向き合えば向き合うほど、手間がかかります。
でも「命に関わるから妥協しない」というのは、私の中でずっと変わらない一線です。
3歳の息子と一緒に食卓を囲んでいると、食べることって本当に大切なコミュニケーションだと実感します。
家族みんなが同じものを囲んで、同じ「美味しい」を言い合える瞬間——それを、アレルギーがあるからという理由で諦めてほしくない。
「料理は技よりも心」。
その心のひとつが、アレルギーへの真剣な向き合い方だと思っています。
岡崎市やその周辺で、お食い初め・七五三・ご長寿のお祝い・ご法事など、大切な節目の食事会をお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
アレルギーのご事情も含めて、まずはお電話かご予約フォームからお聞かせいただければ、板長の私が直接ご対応いたします。
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