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こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
突然ですが、少し驚く話からはじめさせてください。
子ども向けの外食メニューを調査したある研究によると、市販の子ども向け食品の多くは、「大人が食べやすいと感じる旨味」とはまったく別の、化学調味料由来の強い刺激的な甘みや塩気で味付けされているそうです。慣れ親しんだその味が「美味しい」の基準になってしまうと、繊細な出汁の旨味を感じる力が、幼いうちから少しずつ鈍くなっていく——そんな指摘を、ある料理仲間から聞いたことがあります。
正直に言うと、その話を聞いた時に「ドキッ」としました。
うちの厨房でキッズメニューに何を使っているか、改めて見直したくなったんです。
今回の記事では、私がなぜキッズメニューの味付けにも大人と同じ出汁を使うのか、その理由を自分の経験を交えながらお話ししたいと思います。そしてその話は、「お祝いや法事をご自宅でやりたいけれど、どんな料理を用意すればいいか悩んでいる」というご家族へのヒントにも繋がっています。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです😊
こんな方におすすめ
- ✅ 小さな子どもや高齢の親がいて、外食が難しいご家族
- ✅ ご自宅でお食い初めやご長寿のお祝い、法事をしたい方
- ✅ スーパーのオードブルでは物足りず、本格和食を自宅で味わいたい方
- ✅ 3世代全員が美味しく食べられる料理を探している方
- ✅ 岡崎市・西三河エリアで仕出し弁当・配達を依頼できるお店を探している方

息子が初めて出汁を「美味しい」と言った日のこと
私に3歳の息子がいることは、このブログを読んでくださっている方はご存知かもしれません。
息子が離乳食から少しずつ固形のものを食べ始めた頃、私は職業柄、自然と「何を食べさせようか」と考えていました。
ある日の夕方、厨房の片付けの合間に、その日の賄いで残った昆布と鰹のお吸い物を少しだけ冷まして、息子に飲ませてみたんです。
薄味で、シンプルな一番出汁。
子ども向けに何か特別な調整をしたわけでもない、いつも自分たちが飲んでいる出汁です。
息子はしばらくじっとして、それからニコッと笑って「おいしい」と言ったんです。
その瞬間が、忘れられなくて。
「あ、子どもって本当は、ちゃんとした出汁の旨味をわかるんだ」と思いました。
わからないのではなく、むしろ大人より敏感に感じ取れるのかもしれない、と。
それから私は、お店のキッズメニューの出汁を見直しました。
子ども向けだからと薄めたり、別の出汁パックで手を抜いたりするのをやめて、大人と同じ丁寧に引いた出汁をそのまま使う方向に切り替えたんです。
「子どもには薄め」「子どもには別もの」が生む、ちょっとした寂しさ
3世代でテーブルを囲む場面を、私は厨房から何百回と見てきました。
おじいちゃんおばあちゃんが嬉しそうに鯛の刺身を食べているすぐ隣で、孫の子どもだけがまったく違う見た目のメニューを食べている光景、想像してみてください。
料理を提供しながら、ふとこう思うことがあります。
「みんなで同じ釜飯の蓋を開けて、同じ湯気の香りを感じて欲しいな」と。
もちろん、アレルギーへの配慮や食べやすい形への工夫は必要です。
でも「出汁だけは同じにする」ということは、3世代が同じ食体験を共有できる、目には見えない橋を架けることだと私は考えています。
おばあちゃんが「このお吸い物、美味しいね」と言って、隣の孫も同じ出汁のものを食べている。
それだけで、食卓の空気が少し変わる気がするんです。
✓ ここまでのポイント
- 子どもは大人と同じ本物の出汁の旨味を感じ取ることができる。「子ども用だから」と手を抜く必要はない。
- 3世代が同じ出汁・同じ料理の香りを共有することが、食卓を温かくする。
- 大切なお祝いや法事の席では、世代を超えて「同じものを一緒に食べる」体験がかけがえない思い出になる。
自宅でのお祝いや法事に「仕出し」を選ぶご家族が増えている理由
最近、こんなご相談をよく受けます。
「父の米寿のお祝いをしたいのですが、足腰が悪くて長時間の外食が難しくて…」
「生後100日のお食い初めを自宅でやりたいけれど、私たちだけではどんな料理を用意すればいいか全然わからなくて」
「法事の後の食事会を自宅でやりたいのですが、手料理では追いつかないし、かといってスーパーのお惣菜では気持ちが…」
このお気持ち、すごくよくわかります。
高齢の親御さんや生まれたばかりの赤ちゃんがいると、「お店に行く」という選択肢だけでハードルが上がりますよね。
移動の時間、駐車場から座席まで歩く距離、赤ちゃんの機嫌、おじいちゃんの体の具合——考えるだけで疲れてしまう方もいらっしゃいます。
だからこそ、魚信ではご自宅への仕出し弁当・オードブルの配達に力を入れています。
お店の厨房で丁寧に作った料理を、そのままご自宅にお届けします。
南伊勢や師崎から直送された新鮮な魚、炊き立ての名物釜飯、こだわりの手づくり豆腐——お店と同じクオリティの料理を、皆様のいつもの空間でゆっくり味わっていただけます。
準備は私たちが担います。
片付けの心配もほとんどありません。
皆様は、目の前の大切な方と過ごす時間だけに集中できます。
「南伊勢や師崎の新鮮な魚と、名物の釜飯が絶品でした。手づくり豆腐も美味しくて、両親も大喜びしてくれました。」
ご家族でのお祝いでご利用のお客様
このお声をいただいた時、本当に嬉しかったです。
「両親も大喜び」という言葉が特に胸に刺さりました。
ご両親のために一生懸命準備されたお子様の気持ちと、それを受け取った親御さんの笑顔が目に浮かぶようで。
こういう声が、私が料理人を続けている一番の理由です。
仕出しで「本格感」を出すために、私がこだわっていること
仕出し弁当というと、「冷めても美味しいもの」「移動しても崩れないもの」という制約が出てきます。
正直、お店で作りたてを出す方が簡単です。
でも、だからこそ工夫のしがいがある。
たとえば出汁。
お店でお吸い物を出すように、冷めた状態でもきちんと旨味が残るよう、引き方と塩梅を少し変えます。
冷めることで甘みが前に出る食材を選んだり、食感が変わっても美味しく食べられる煮物の火の通し加減を工夫したり。
そしてここでも、「子どものおかず」と「大人のおかず」を完全に分けるのではなく、出汁の根っこを同じにすることを大事にしています。
おじいちゃんが食べる煮物と、孫が食べる柔らかく仕上げた同じ食材——見た目が少し違っても、根っこにある旨味は同じ。
その統一感が、テーブルを囲む一体感につながるんだと思います。
また、お食い初めや帯祝い、ご長寿のお祝いなど、シーンに合わせた専用の仕出しメニューもご用意しています。
「何を用意すればいいかわからない」という方でも、ご予約時にお気軽にご相談ください。
儀式に必要なお料理の種類から、盛り付けの意味まで、丁寧にご説明しながら一緒に考えさせていただきます。
まとめ:「出汁へのこだわり」は、食卓への愛情だと思っています
キッズメニューに大人と同じ出汁を使う理由——それは突き詰めると、「同じテーブルを囲む全員に、同じ温かさを届けたい」という気持ちからきています。
その考え方は、お店の中でも、ご自宅への仕出しでも変わりません。
足腰が不安なおじいちゃんのために、生まれたばかりの赤ちゃんのために、外出が難しい大切な日でも、本物の味で特別な時間を作ることはできます。
そのお手伝いができるのが、仕出し料理の仕事だと思っています。
岡崎市や豊田市、安城市など西三河エリアへの配達にも対応していますので、「ちょっと遠いかな」と心配な方もまずはご相談ください😊
ご予約やご相談は、お電話またはWebからどうぞ。
「ブログ読みましたよ」と一言添えていただけると、私も話しかけやすくなって嬉しいです。
お気軽にご連絡をお待ちしております。
季節の魚と釜飯 魚信
愛知県岡崎市稲熊町字山神戸6-6(東岡崎駅より車でアクセス便利・駐車場40台完備)

