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「お父さん、ありがとう」——そのひと言が、なかなか言えないまま月日が経ってしまったことはありませんか?
毎日顔を合わせているからこそ、かえって照れくさい。特別な日に改まって感謝を伝えようとしても、なんだかうまく言葉が出てこない。そういう経験、きっと多くの方に心当たりがあるんじゃないかと思います。
こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
今日は少し個人的な話をさせてください。岡崎市で創業58年(今年で60年の節目を迎えます)を数える和食店を守る者として、先代から受け継いだ「一番大切な教え」と、それが今の私の料理への向き合い方にどう繋がっているか——そんなことをお話ししたいと思います。
読んでくださった方が「そうか、感謝を伝えるって、こういうことでいいんだ」と、少し気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。
こんな方におすすめ
- ✅ 親や家族への感謝をうまく伝えられないまま過ごしている方
- ✅ 記念日やお誕生日に、特別感のある和食のお店を岡崎市で探している方
- ✅ 子連れでも安心して利用できる個室のある和食店を探している方
- ✅ 法事やお祝いの会食で、心のこもった料理を出してくれるお店を知りたい方
- ✅ チェーン店ではなく、人の温もりが感じられるお店で大切な人を囲みたい方

「うまいだけじゃ、お客さんは戻ってこない」——先代の背中が教えてくれたこと
私が厨房に初めて立ったのは、調理師免許を取って間もない二十代前半の頃です。料理の技術を磨くことに必死で、「いかに美しく、いかに複雑な味を出すか」ばかりを考えていました。
そんなとき、先代(魚信の創業者)にこう言われたんです。
「信一、うまいだけじゃ、お客さんは戻ってこない。その人が今日ここに来た理由を、ちゃんと考えてみろ」
正直、最初はピンときませんでした。美味しい料理を出せば、また来てくれる。それの何が違うんだろう、と。
でも厨房に立ち続けるうちに、少しずつわかってきたことがあります。お客様がお店に来るのは、「お腹を満たすため」だけじゃない。誰かと一緒に笑いたい夜があり、言葉にできない感謝を伝えたい日があり、故人を静かに偲びたい時間があります。その日その人が抱えてきた「気持ち」ごと、一緒に受け取るのが、本当の料理のお仕事なんだ——先代はそれを伝えたかったんだと思います。
「料理は技よりも心」。今の私が大切にしているこの言葉は、先代から直接受け継いだものです。
父親になって、初めてわかった「ありがとうが言えない」という感覚
20年の料理人経験を積んだ今も、正直に言うと、私自身が一番苦手なのは「感謝を言葉にすること」だったりします。
3歳の息子が生まれてから、自分の親への感謝の気持ちが急に溢れてくるようになりました。育児の大変さが骨身に染みて、「お父さんとお母さんは、これをずっとやってくれていたのか」と。でも、いざ電話してみると、「元気?」「うん、元気」で終わってしまう(笑)。
「ありがとう」って、面と向かって言うのは、どうしてこんなに難しいんでしょうね。
だからこそ、私はお客様がお祝いや記念日に魚信を使ってくださるとき、「この方は言葉の代わりに、この食卓を用意したんだな」と感じることがあります。かしこまった高級料亭だと緊張してしまって場が固くなりますし、チェーン店では大切な日の特別感が出しにくい。そのちょうど中間——肩の力を抜いてホッとできる和食の個室で、美味しいものを一緒に食べる。それが、言葉より先に気持ちを伝える一番自然な方法なんじゃないかと、料理人として、そして一人の父親として、今は強くそう思っています。
✓ ここまでのポイント
- 創業60年を迎える魚信が大切にしているのは「料理は技よりも心」。先代から受け継いだこの言葉が、すべての料理の根本にあります。
- 店長・田口自身も3歳の息子を育てる父親として、「感謝を伝えることの難しさ」をリアルに実感しています。
- 美味しい和食を囲む個室の食卓は、言葉にならない「ありがとう」を届ける、最もやさしい方法のひとつです。
「気持ちがこもっていた」——法事の一席が教えてくれたこと
少し前のことですが、ご法事でお使いいただいたお客様からこんなお声をいただきました。
「法事の会食で利用しました。事前の打ち合わせから丁寧に対応してくださり、当日は安心してお任せすることができました。料理も気持ちがこもっていて親族から好評でした。」
ご法事でご利用のお客様
「気持ちがこもっていた」——この言葉を読んだとき、胸の奥がじんわりと温かくなりました。技法や食材への言及ではなく、「気持ち」という言葉を選んでくださったこと。先代が言っていた「その人が今日ここに来た理由を考えろ」という言葉の意味を、あらためて噛み締めました。
ご法事というのは、悲しみの中で故人への感謝と愛情を確かめ合う時間です。そのお席では、食べ物の派手な演出は要りません。出汁をしっかり引いた温かいお椀、南伊勢や師崎から届いたその日の旬の魚、炊き立ての釜飯の湯気——シンプルだからこそ伝わる「丁寧さ」が、その場の空気をやさしく包んでくれる気がします。
ご家族が「ちゃんと故人を送り出せた」「みんなで集まれてよかった」とほっとできる食卓。それをつくることが、私たちの仕事だと思っています。
「ありがとう」を伝えるために、魚信の個室で選んでほしい理由
大切な人への感謝を伝えようとするとき、「場所選び」って意外と大事だと思いませんか?
周りがにぎやかすぎると、会話が途切れてしまう。反対に静かすぎるフレンチやかしこまった料亭だと、なんとなく緊張してしまって本音が話しにくい。感謝の言葉って、心がほぐれた瞬間にぽろっと出てくるものだと思うんです。
魚信でご用意している個室・お座敷は、まさにそのためにあると言っても過言ではありません。外の目を気にせず、ご家族だけで足を伸ばしてくつろいでいただける空間です。
お料理は、大豆の優しい甘みが口いっぱいに広がる自家製の手づくり豆腐に始まり、蓋を開けた瞬間に湯気と香りがふわっと広がる名物の釜飯。南伊勢や師崎から直送される旬の魚は、その日の朝に選んだものをそのままお届けします。「うわぁ」「おいしい」という言葉が自然とこぼれる瞬間——そこに「ありがとう」という気持ちが乗ってくる、そういう食卓を目指しています。
子連れでのご利用も大歓迎です。3歳の息子を育てているので、お子様が少し声を上げたり動き回ったりしても、スタッフは慌てません。むしろ「あ、うちの子と同じだ」と思って、自分のことのように一緒に対応させていただきます(笑)。
アレルギーのご相談も、ご予約時に気兼ねなくお声がけください。既製品に頼らず出汁からすべて手作りしているからこそ、「ただ抜く」だけでなく、代わりの食材でしっかり美味しく仕上げる工夫ができます。
まとめ:感謝の気持ちは、温かい食卓が代わりに届けてくれる
先代から受け継いだ「料理は技よりも心」という言葉。20年間この厨房に立ち続けて、今もそれは変わらず私の料理の芯にあります。
「ありがとう」がうまく言えなくても、大丈夫です。美味しいものを一緒に食べて、温かい時間を共にする——それだけで、心の底にある感謝はちゃんと届くと思っています。お誕生日でも、記念日でも、何でもない日の「たまには外でゆっくりしようよ」という一声でも。
岡崎市で60年、ずっとそういう食卓の場をつくり続けてきた魚信に、ぜひ一度そんな特別な日を任せてもらえませんか。
ご予約やご相談は、お電話またはWebからどうぞ。法事のお席、お祝いの会席、仕出し弁当のご依頼など、どんな小さなご相談でもお気軽にご連絡ください。「ブログ読んだよ」と一言添えていただけたら、それだけでもう嬉しくなってしまいます😊
📞 お電話でのご予約・ご相談:0120-15-0173
皆様のお越しを、厨房からお待ちしています。
— 魚信本店 店長 田口 信一

