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こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
先日、こんなお電話をいただきました。
「来週の平日ランチで、両家の親を集めてお食い初めをしたいんですが…まだ空いていますか?」
声のトーンから、緊張と期待が伝わってきました。
「もし満席だったらどうしよう」と思いながら電話してくださったんだろうな、と。
ありがたいことに、最近は平日のランチタイムも早めにお席が埋まることが増えてきました。お祝いのご予約をいただくことが多い水曜・木曜あたりは、気づけばお昼の個室がほぼ満室になっていることも珍しくなくなっています。
今回は、そんな「予約が殺到する平日ランチ」の一日に密着する形で、普段なかなかお伝えできない厨房の裏側や、私が日々どんなことを考えながら仕事をしているかを書いてみようと思います。
「記念日に特別なお店を探しているけど、どこを選べばいいかわからない」と悩んでいる方にも、少し参考になれば嬉しいです。
こんな方におすすめ
- ✅ 岡崎市でお食い初めや七五三など、記念日のお食事場所を探している方
- ✅ 赤ちゃんや小さなお子様連れで、周りに気を遣わずゆったり食事したい方
- ✅ 祖父母から孫まで3世代全員が満足できる和食のお店を知りたい方
- ✅ 高級すぎず、でも「特別感」がある地元の和食店を探している方
- ✅ 法事やお祝いの食事会の幹事を任されて、何から始めればいいか困っている方

午前8時:市場から戻って、まず「今日の一番のご家族」を思い浮かべる
平日のランチが立て込む日は、朝が早いんです。
市場で当日の魚を選んで戻ってくると、だいたい8時すぎ。仕入れてきた魚を確認しながら、その日の予約ノートを改めてひらきます。
「11時30分〜、個室A:○○様 お食い初め 大人5名+赤ちゃん」
「12時〜、個室B:△△様 ご法事 大人8名」
この時点で、頭の中はもうそれぞれのご家族のことを考え始めています。
赤ちゃんのいるご家族なら、授乳スペースは確保できているか。高齢の方が多い席なら、料理の火入れ加減や食べやすい大きさの工夫を、もう一段丁寧にしようか。
魚信のランチは、御膳やお祝い会席など、一釜ずつ炊き上げる釜飯をはじめ、出汁から手作りする料理が中心です。
仕込みの量も多いですし、正直なところ体力的にしんどい日もある。でも、予約ノートにある「○○様のお食い初め」という4文字を見ると、不思議と気持ちが引き締まるんですよね。
私自身、3歳の息子を育てている父親です。
我が子のお食い初めの日、妻と二人でどれだけドキドキしながら当日を迎えたか、今でも鮮明に覚えています。だからこそ、ご予約のお客様の気持ちが痛いほどわかる。「絶対に失敗したくない」「最高の日にしたい」というプレッシャー、よくわかります。
そのプレッシャーを、少しでもこちらで受け取れたら、と思いながら仕込みに入ります。
午前10時:仕込みの核心は「全世代が笑顔になれるか」を考えること
仕込みが本格化するのが10時ごろ。
この日は南伊勢から届いた鮮魚の処理、手づくり豆腐の仕上げ確認、釜飯の出汁の調整が主な作業です。
お祝いの席にいらっしゃるお客様は、本当に幅広い世代が一堂に集まります。
生まれたばかりの赤ちゃんがいれば、70代・80代のおじいちゃんおばあちゃんもいる。その全員に「美味しかった」と笑顔になってもらわなければいけない。
これは、実はとても難しくて、でも料理人として一番やりがいを感じる部分でもあります。
たとえば手づくり豆腐。
うちは天然にがりを使って仕上げているんですが、大豆本来の甘みが際立って、歯が弱くなってきたご年配の方にも食べやすい。でも同時に、小さなお子様も「やわらかくておいしい」と喜んでくれることが多い。
あと、うちの名物・釜飯も同様です。炊きたての香りと湯気が広がった瞬間、テーブルの全員が一瞬同じ表情になる。世代も関係なく「わあっ」ってなる瞬間が好きなんですよね。
こうした「全世代が一緒に笑顔になれる料理」を、3世代が集まるお祝いの席には特に意識して組み込んでいます。
チェーン店だと、メニューが画一的でどうしても「誰かに合わせる」形になってしまう。かといって敷居の高すぎる高級料亭だと、小さなお子様連れでは雰囲気だけで緊張してしまう。
魚信が目指しているのは、その「ちょうどいい」場所です。本格的な和食でありながら、子どもが少し声を出しても笑って迎えられる。そういうお店でありたいと、ずっと思っています。
✓ ここまでのポイント
- 平日ランチでも個室のお祝い予約が早めに埋まる日が増えており、早めのご連絡がおすすめです
- 南伊勢・師崎からの直送鮮魚、手づくり豆腐、名物釜飯など、祖父母から赤ちゃんまで全世代が笑顔になれる料理を揃えています
- チェーン店にはない特別感と、高級料亭にはない温かみ・子連れへの気配りを両立しているのが魚信の強みです
午前11時:開店と同時に、個室に命が吹き込まれる瞬間
11時になってお客様がいらっしゃり始めると、お店全体の空気が一変します。
この日の最初にご案内したのは、お食い初めのご家族でした。
パパ・ママ、両家のおじいちゃんおばあちゃん、そして主役の赤ちゃん。個室のお座敷に皆さんが揃ったときの、あの空気感がたまらなく好きです。
緊張気味だったパパが、個室の扉を閉めた瞬間にふっと肩の力を抜いたのが見えました。
「周りのお客さんに迷惑をかけないか」という不安が、個室に入った瞬間に解消されるんですよね。あの瞬間を見るたびに、個室を用意しておいてよかったと心から思います。
お食い初めの儀式の進め方について、「誰が食べさせるマネをすればいい?」と事前に聞かれることがよくあります。
初めてで当然わからないですし、両家のご両親を前にグダグダになってしまったらどうしよう…という不安もよくわかります。当日はスタッフが食べさせる順番なども丁寧にご案内しますので、難しいことは何もありません。準備に追われずに、目の前の主役と過ごす時間に集中してほしいのです。
そして釜飯が炊き上がって、蓋を開けたとき。
その席の全員が「わあっ」と声を上げてくれた。その瞬間のことは、きっと私も長く覚えていると思います。
「法事の会食で利用しました。事前の打ち合わせから丁寧に対応してくださり、当日は安心してお任せすることができました。料理も気持ちがこもっていて親族から好評でした。」
ご利用のお客様より
このお声をいただいたとき、本当に嬉しかったです。
法事というのは、幹事さんにとってはプレッシャーも大きいご利用シーンです。「ちゃんとできるだろうか」「お料理の段取りは合っているか」と心配なことが山積みになる。
だからこそ、事前の打ち合わせで不安を一つひとつ一緒に解消して、当日は「お任せください」と言える準備をしておくことが大事だと思っています。
午後1時:ピーク後の厨房で、次の席のことを考える
ランチのピークが過ぎる13時ごろ、厨房内はほんの少し落ち着きを取り戻します。
この時間に私がよくやっているのが、「次の席の方が何を望んでいるか」を改めてイメージする作業です。
午後からいらっしゃるご家族は、七五三のお食事会。七歳の女の子が主役です。
七歳のお子様に喜んでもらうには何ができるか。お吸い物の椀の温度や、刺身の食べやすい厚み、釜飯の具の選び方。細かいことをいくつも考えます。
「料理は技よりも心」というのは、こういう場面のことを言うんだと私は思っています。どれだけ食材が良くても、その人のことを想って作らなければ、ただの料理で終わってしまう。
そして、午後のランチタイムが終わる14時半ごろ、最後のお客様を見送ります。
「また来ます」という言葉が一番の励みです。
記念日のお店選びで、失敗しないために知っておいてほしいこと
一日密着の形でお伝えしてきましたが、最後に「記念日のお店選び」で悩んでいる方へ、私からお伝えしたいことをまとめます。
一生に一度のお祝いや、大切な家族の記念日。「絶対に失敗したくない」と思うのは当然のことです。でも、そのプレッシャーをお店と一緒に分け合えれば、当日はずっと楽になれます。
選ぶポイントは3つだと私は思っています。
① 個室があるかどうか
小さなお子様連れや、法事などプライベートな席では、周りを気にしなくていい個室が何より安心です。
② 全世代が満足できるメニューがあるかどうか
おじいちゃんおばあちゃんも赤ちゃんも、そして大人も。全員が「美味しかった」と言える料理があるかどうか。
③ 子連れへの理解があるスタッフがいるかどうか
マニュアルではなく、心から「子ども連れ大歓迎」と思っているお店かどうかは、電話一本でわかります。「赤ちゃんが一緒ですが大丈夫ですか?」と聞いたときの返し方を聞いてみてください。
魚信では、ご予約のお電話やWebから、ご遠慮なくご相談いただけます。
「何から準備すればいい?」「アレルギーがある家族がいる」「法事の段取りがわからない」—どんなことでも、まず気軽に聞いてもらえたら嬉しいです。
もしこの記事を読んでいただいてお店に来てくださったときは、「記事読んだよ」と声をかけていただけると、本当に嬉しいです😊
ご予約・ご相談は、お電話またはWebにてお気軽にどうぞ。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。
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