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「お義父さんを連れて行きたいんだけど、車椅子でも大丈夫なお店ってなかなかなくて……」

そんなお電話をいただいたのは、もう5年ほど前のことだったと思います。ご予約のお問い合わせをくださったお客様が、少し遠慮がちにそうおっしゃって。
「もちろんです、駐車場も広いですし、段差もありませんのでどうぞ安心してお越しください」とお伝えした瞬間、受話器越しに「よかった……!」という安堵の声が聞こえてきました。

こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
今日は少し、「なぜ魚信がバリアフリーや個室にこだわっているのか」というお話を、私自身の体験を交えながらお伝えしたいと思います。普段あまり語らない部分ですが、この記事を読んでいただいた方に「だからこのお店を選んだんだ」と思っていただけたら、それ以上に嬉しいことはありません。

こんな方におすすめ

  • ✅ 車椅子や足腰の不自由なご家族と一緒に、岡崎市内で食事できるお店を探している方
  • ✅ 個室でゆっくりと、お祝いや法事の会食を済ませたい方
  • ✅ 小さなお子様連れで、周りへの気遣いなく食事を楽しみたいパパ・ママ
  • ✅ 3世代が揃う家族の集まりで、全員が満足できるお店を探している方
  • ✅ 岡崎市でバリアフリー対応の和食店・個室和食を探している方
なぜ私は岡崎の和食店を、車椅子でも利用しやすい作りにしたのか | 季節の魚と釜飯 魚信

「段差ひとつ」が、家族の時間を奪っていた

私がこの仕事を始めて20年になります。若い頃は、正直なところ「バリアフリー」という言葉を深く考えたことがありませんでした。料理の腕を磨くことに夢中で、お客様が「どうやってお店にたどり着くか」まで、細かく想像できていなかったんだと思います。

転機になったのは、ある長寿のお祝いの席でした。
ご予約の段階では何もうかがっていなかったのですが、当日ご来店いただいたご家族の中に、杖をついたおばあちゃんがいらっしゃって。玄関の小さな段差を、息子さんが両脇から支えながら、本当に申し訳なさそうにして越えてくださっていたんです。

その姿を見た時、胸にズシンと来るものがありました。
「今日は大切なお祝いの日なのに、入口でこんな思いをさせてしまった」と。料理に気持ちを込めることはしていても、「お店に来てもらうまでの道のり」への配慮が、まだまだ足りていなかったんだと痛感しました。

その後すぐに、段差の解消と駐車スペースの見直しに取り組みました。今では車椅子のままでもスムーズにご入店いただけますし、駐車場も40台分を確保しています。足腰が不安なおじいちゃんおばあちゃんが、ご家族の運転する車で気軽にお越しいただけるよう、アクセスのしやすさには今も気を配り続けています。

「個室」は、贅沢ではなく、安心のためのもの

バリアフリーへの意識が変わったのと同じ頃、もうひとつ見直したことがあります。それが「個室」の使い方です。

魚信では以前から個室・お座敷をご用意していましたが、正直なところ、法事やお祝いのコース利用の方だけが使うもの、というイメージが自分の中にありました。ところがある日、ランチで小さなお子さん連れのご夫婦がテーブル席でお食事中に、赤ちゃんが泣き出してしまって。お母さんが真っ青になって、何度もペコペコと周囲に頭を下げながら、料理にもほとんど箸をつけられていなかったんです。

「せっかく来てくださったのに、これではゆっくり食べてもらえていない」と、とても複雑な気持ちになりました。その日から、子連れのお客様やご高齢の方が一緒のグループには、できる限り個室やお座敷をご案内するようにしたんです。

個室は、高級感を演出するための空間じゃない。周りを気にせず、自分たちのペースで過ごしてもらうための、安心の場所なんだと、今はそう思っています。
お祝い、法事、子連れランチ、ご法事のお斎(おとき)……どんな目的であっても、「今日の主役」がリラックスして笑顔でいられることが、一番大事だから。

ちなみに、3歳の息子を育てている今の私には、あの日のお母さんの気持ちが本当によくわかります。子どもが泣き出した瞬間の焦り、周囲の目が刺さるような感覚、自分だけ早食いして席を立とうとする感じ……。親になってから、個室の「ありがたさ」をより一層身に染みて感じるようになりました。

✓ ここまでのポイント

  • 長寿のお祝いのお客様をきっかけに、入口の段差解消・駐車場整備など、バリアフリー対応を本格的に進めた
  • 子連れのお客様が周囲に気を遣いながら食事する姿を見て、個室・お座敷のご案内を積極的に行うようになった
  • 個室は「特別な贅沢」ではなく、大切な日をゆったりと過ごすための「安心の場所」として位置づけている

「プライベートな話」ができる空間が、食事をもっと豊かにする

法事でご利用いただくお客様から、よくこんなことを言われます。
「他のお店では、隣のテーブルとの距離が近くて、どうしても声を潜めながら話すことになってしまって……」と。

法事は、故人を偲びながら親族が集う、とても大切な時間です。久しぶりに顔を合わせた兄弟姉妹や、遠方から来た親戚と、思い出話に花を咲かせたい。ところが、周囲の話し声が聞こえてくるような環境では、なかなかそういう気持ちにはなれませんよね。

反対に、完全に仕切られた個室の中では、自然と場の空気が和らぐんです。「そういえば、お父さんが若い頃にね……」なんて話が、料理の合間にポロポロと出てきたりして。そういう会話が生まれる瞬間こそ、料理を作った私にとっても、とても幸せな瞬間です。

会席料理やコース料理であれば、何度も「次は何を注文しようか」と考える手間もなく、料理が順番に運ばれてきます。その分、目の前の大切な方との会話に集中していただけますし、ご年配の方も急かされることなく、自分のペースでお食事を楽しんでいただけます。

お顔合わせや、両家が初めて揃う場での食事も、同じです。緊張している中で「次は何を頼もうか」と何度もメニューを見ているより、料理が自然な流れで続いてくる方が、場の雰囲気がずっと和らぎやすいんですよね。

全員が笑顔になれる料理があってこそ、個室が生きる

空間の話ばかりになりましたが、もちろん料理も大切です。というより、ゆったりとした個室があっても、料理が美味しくなければ意味がない、と私は思っています。

魚信では、南伊勢や師崎から直送される旬の鮮魚を使ったお刺身や煮魚、ご注文をいただいてから一釜一釜丁寧に炊き上げる名物の釜飯、そして出汁からしっかり手作りした自家製の豆腐などを、会席コースや季節の御膳に盛り込んでいます。

「料理は技よりも心」というのが、私のずっと変わらない信条です。素材の良さを引き出しながら、お祖父ちゃんもお孫さんも、みんなが「美味しい」と顔をほころばせてくれるような一皿を、毎日心がけています。

「南伊勢や師崎の新鮮な魚と、名物の釜飯が絶品でした。手づくり豆腐も美味しくて、両親も大喜びしてくれました。」

ご家族でのお祝い会食でご利用いただいたお客様

この声をいただいた時、本当に嬉しかったです。「両親も大喜び」という言葉が、特に心に響きました。個室でゆっくりと、好きな話をしながら、美味しいものを囲む。そのすべてが揃って初めて、「来てよかった」という気持ちになっていただけるんだと思っています。

ちなみに、車椅子でのご来店の場合も、お座敷の入り口まで段差なくお入りいただけますし、ご不安な点がある場合はご予約時にお気軽にお申し付けください。スタッフ一同でできる限りのご準備をさせていただきます。

ご予約の際に「目的」をひと言添えていただくと、より安心です

最後に、ひとつお願いがあります。
ご予約の際に、「今日の目的」をひと言添えていただけると、私たちもより的確なお部屋や配慮のご用意ができます。

「子連れでランチを」「法事の会食で使いたい」「車椅子のおじいちゃんが一緒です」「お祝いの席なのでゆっくりしたい」……どんなひと言でも大丈夫です。伝えていただいた情報をもとに、そのシーンに一番ぴったりな空間と流れをご用意します。

大切な日に、「来てよかった」と思っていただける時間を作ること。それが、この仕事を20年続けてきた私の、一番のやりがいです。

まとめ:岡崎市で車椅子対応・個室の和食店をお探しの方へ

魚信が車椅子対応やバリアフリーにこだわり、個室・お座敷を大切にしてきたのは、「来てくださるすべてのご家族に、心から安心して過ごしてほしい」という一心からです。
長寿のお祝い、お食い初め、法事の会食、子連れでのランチ……どんなシーンでも、岡崎市や近隣エリアのご家族の大切な時間に寄り添える場所でありたいと思っています。

ご不明な点や、アクセス・設備に関するご不安は、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。お電話でのご相談も大歓迎です。お気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。

📞 お電話でのご予約・ご相談:0120-15-0173

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