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結論から言うと、大手チェーンの仕出しと魚信の仕出しは、「料理の作り方そのもの」が根本から違います。
こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
今日はちょっと珍しい話をしようと思います。普段は厨房の中でしか見えない、仕出し料理の「裏側」についてです。
きっかけは、先日いただいたあるお客様の一言でした。
ご両親の長寿のお祝いで仕出しをご利用いただいた方から、こんなメッセージをいただいたんです。
「南伊勢や師崎の新鮮な魚と、名物の釜飯が絶品でした。手づくり豆腐も美味しくて、両親も大喜びしてくれました。」
ご利用のお客様
この言葉、本当に嬉しかったです。でも同時に、「ああ、この喜びの裏に、どれだけの手間があるか、お客様にはなかなか伝わらないよなあ」とも思いました。
だから今日は、あえて書くことにしました。魚信の仕出しが「大手と何が違うのか」、そして「なぜ3世代全員に喜んでもらえるのか」を、包み隠さずお伝えします。
こんな方におすすめ
- ✅ 祖父母から孫まで、3世代全員に喜んでもらえる仕出しを探している方
- ✅ お祝いや法事の仕出しで「スーパーのオードブルでは特別感が出ない」と感じている方
- ✅ 子どもも年配の方も、それぞれ美味しく食べられるメニューがあるか不安な方
- ✅ 岡崎市や西三河エリアで本格和食の仕出しを頼めるお店を探している方
- ✅ 魚信の料理へのこだわりや、仕込みの裏側を知りたい方

3世代のお祝いで「お店選び」がまとまらない、あの悩み
仕出しのご相談で、一番多くいただくお悩みがあります。
「子どもはお肉や揚げ物が食べたいって言うし、おじいちゃんおばあちゃんはあっさりした和食がいいって言うし…どうしたらいいんでしょう」という声です。
わかります、本当によくわかります。
私自身、3歳の息子を育てているので、「子どもが喜ぶもの」と「大人が食べたいもの」のギャップは日々感じています。そして、みんなの妥協点を探していくと、結局ファミレスや大型チェーン店に落ち着いてしまう——その流れも、痛いほど理解できます。
でも、そうなるともったいない。せっかくの長寿のお祝いや、お食い初め、七五三という特別な日なのに、「特別感」が薄れてしまいますよね。
魚信の仕出しが目指しているのは、子どもも年配の方も、それぞれが「自分のために作ってもらった」と感じられる一皿を届けることです。
そのために、私たちが普段お客様には言わないようなこだわりがいくつかあります。順番にお話しします。
実はここに一番こだわっています——魚は「鮮度」ではなく「目利き」で選ぶ
魚信では、南伊勢や師崎から直送される旬の魚を使っています。
「新鮮な魚を使っています」と言うお店は他にもあると思います。でも私がこだわっているのは、鮮度だけじゃない。「誰が選ぶか」です。
年配のお客様は、お口の中でとろけるような柔らかいお刺身を喜んでくださいます。一方で、小さなお子様には食べやすいサイズに切り直したり、骨の少ない部位を選んだりする必要がある。同じ魚でも、世代によって「美味しい」の条件が違うんです。
だから私は、仕出しのご注文が入ると、その席にどんな方が集まるのかを事前にしっかり確認させていただいています。
「80代のおじいちゃんと、3歳のお孫さんが一緒に食べる」という席なら、食材の選び方も、切り方も、味付けの濃さも、全部変わってきます。マニュアル通りにはいかない。でもそこが、手作りの和食店にしかできない部分だと思っています。
「手づくり豆腐」と「釜飯」が3世代に愛される理由
魚信の名物は、手づくり豆腐と釜飯です。
正直に言うと、この2つは仕出しの現場でも「最後の決め手」になることが多い料理です。
手づくり豆腐について。
天然にがりを使って、大豆本来の甘みと旨味を引き出した自家製豆腐です。柔らかくて消化に良いので、ご年配の方が「これ、食べやすいね」とおっしゃってくださることが多い。でも淡白すぎないので、大人にも、意外と子どもにも人気があります。
スーパーの豆腐とは、豆の香りが全然違います。一度食べると、その違いに気づいていただけると思います。
釜飯について。
創業当初から変えていないのが、この直火で炊き上げる釜飯です。仕出しでお届けするときも、炊き立ての状態でお届けできるよう、タイミングにこだわっています。
蓋を開けた瞬間の湯気と香り——あれは炊き立てにしか出せないものです。おじいちゃんおばあちゃんが「懐かしい」と目を細めて、お孫さんが「おいしそう!」と声を上げる。その瞬間、テーブルが一気に温かい空気に包まれます。
何十年と仕事をしてきて、釜飯が食卓を「まとめる」力を持っていると実感しています。3世代の好みがバラバラでも、釜飯の前では全員の表情が揃う。これは手抜きのできない、大切な一品です。
✓ ここまでのポイント
- 魚信の仕出しは、集まる方の年代・人数を事前に確認したうえで、食材の選び方・切り方・味付けをカスタマイズしている
- 手づくり豆腐は年配の方に優しく、釜飯は3世代全員の笑顔を引き出す「特別感のある名物」として仕出しの核になっている
大手との「本当の違い」——出汁を引くことをやめない理由
ここが、普段あまり言わない部分です。
大手の仕出し業者の多くは、コストと効率のために、出汁を粉末や既製品で代用しています。それは悪いことではなくて、規模とスピードを維持するためには必要な選択だと思います。
でも魚信は、出汁を毎日引いています。仕出しの日も、変わらずに。
なぜかというと、出汁の味が変わると、煮物の味が変わる。煮物の味が変わると、特にご年配のお客様が一番に気づくんです。「なんか違うな」という感覚、あれは正直です。
お祝いの席や法事の席というのは、ご家族の大切な節目です。その日の料理は、きっと何年も記憶に残る。だからこそ、「あの日の料理は美味しかった」と思い出してもらえるものを届けたいんです。
効率を優先すれば、もっと楽になる場面はいくらでもあります。でも「料理は技よりも心」という信条は、仕出しの現場でも変わりません。
子どもの分だけ、実はひと手間余分にかけています
3世代のお祝いで忘れがちなのが、小さなお子様の食事です。
会席の料理は、どうしても大人向けに構成されます。お刺身、煮物、焼き魚——これが揃えば大人は満足してくれますが、3歳や5歳の子どもはそうはいかない。
魚信では、ご注文の際にお子様が一緒に参加される場合、別途お子様向けのメニューも手作りでご用意しています。子どもが好きな味と、親御さんが「これなら安心して食べさせられる」という安心感を、できるだけ両立したいと思っています。
私自身が現役の父親だから、これは特に力を入れているところです。「自分だけ違う簡素なご飯」では寂しい。みんなと同じテーブルで、「おいしい!」と言える一皿を出したいんです。
3世代全員が笑顔でテーブルを囲む——そのためには、一番小さなメンバーのことを忘れないことが大事だと思っています。
まとめ——「特別な日」に届けたいものは、特別なこだわりから生まれる
仕出しの裏側を長々と書いてきましたが、結局のところ、魚信が大切にしているのは一つだけです。
「届けた先に、誰がいるか」を想像しながら作ること。
80代のおじいちゃんが柔らかく食べやすい豆腐を口にした瞬間、炊き立ての釜飯の蓋を開けてお孫さんが歓声を上げた瞬間、お子様が「もっと食べたい」と手を伸ばした瞬間——そういう場面を想像しながら、厨房に立っています。
チェーン店には出せない味があるとしたら、それはたぶん、その「想像する時間」から生まれているんだと思います。
岡崎市や西三河エリアで、お祝いや法事の仕出しをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。祖父母からお孫さんまで、3世代全員に喜んでいただけるよう、精一杯準備させていただきます。
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