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こんにちは、魚信本店 店長の田口です。
少し前のことになりますが、一本の電話がありました。
「父の喜寿のお祝いをしたいんですが、父が足を悪くしていて…お店に連れていくのが難しくて」
お電話の声は、どこか申し訳なさそうでした。本当はお店でゆっくりお祝いしてあげたいのに、それが叶わない。そのもどかしさが、受話器越しにひしひしと伝わってきました。
「でも、スーパーのオードブルだと、なんか違うんですよね…」
そのひと言が、私の胸にズシンと刺さりました。
今日は、私が岡崎で「ハレの日のためのお祝い仕出し弁当」を本格的に作り始めたきっかけと、その裏にある想いをお話しさせてください。
こんな方におすすめ
- ✅ 足腰が悪いご高齢の親族がいて、お店への移動が難しいと感じている方
- ✅ 自宅でお食い初めや長寿のお祝いをしたいが、スーパーの総菜では物足りないと思っている方
- ✅ 岡崎市・西三河エリアで本格的な仕出し弁当・オードブルを探している方
- ✅ 仕出し料理がどんなものか、実際のエピソードとともに知りたい方
- ✅ 大切な節目のお祝いを、心のこもった料理でしっかり演出したい方

「スーパーの総菜じゃ違う」——その言葉が出発点だった
調理師免許を取得してから、もう20年以上になります。岡崎の地で、会席料理を中心にずっと料理を作り続けてきました。お店では毎日お客様においでいただいて、旬の魚を使った会席や釜飯をお出しする。それが私の日常でした。
でも正直に言うと、当初は仕出し(出前の本格料理)にそこまで力を入れていたわけではありませんでした。「本格的な料理は、お店に来てもらって食べるもの」という感覚が、どこかにあったんだと思います。
転機は、あの喜寿のお電話でした。
詳しくお話を聞いてみると、息子さんが遠方から帰省して、久しぶりに家族が集まる機会だということ。でもお父様が足を悪くされていて長時間の外出が難しく、生まれたばかりのお孫さんも一緒なので、みんなが移動するのは無理。「せめて家で、ちゃんとしたものを食べさせてあげたい」と、そう仰るんです。
「わかりました。一度、お話を聞かせてください」
そう答えながら、私の頭の中にはもうお祝い膳の絵が浮かんでいました。南伊勢から仕入れた鮮魚のお刺身、炊き立ての釜飯……いや、仕出しで釜飯は難しい。じゃあ炊き込みご飯に変えて、でも見た目の華やかさは絶対に落としたくない。手づくり豆腐は崩れないよう容器を工夫して……。
気がついたら、考えることがどんどん楽しくなっていました。
自分が父親になってから、見えてきたもの
もうひとつ、仕出し弁当に向き合う気持ちを深めてくれたのは、私自身の経験です。
3歳になる息子が生まれてから、お祝い事への見方がガラッと変わりました。息子のお食い初めのとき、正直なところ段取りが全然わからなくて(笑)。誰が食べさせるのか、何を用意すればいいのか、義父母の前でグダグダしてしまったらどうしようって、妻と二人でかなりドキドキしたんです。
料理のプロのくせに、我が子のお祝いではオロオロしている。おかしいようですが、それが現実でした。そしてそのとき初めて、「お客様も同じ気持ちで来てくださっているんだ」と気づいたんです。
お食い初めや帯祝いでご来店いただくお父様・お母様は、料理の心配だけじゃなく、儀式の作法も、赤ちゃんの機嫌も、両家の祖父母への気遣いも、全部抱えながら当日を迎えているんですよね。そのうえ「自宅でやりたい」とご希望の方には、準備も片付けも全部ご自分たちでやらないといけない。
そのしんどさが、父親になってようやく実感としてわかりました。だったら、もっと仕出しの中身を充実させて、自宅にいながら「お店と同じハレの日」を作れるようにしたい。そう強く思うようになったんです。
✓ ここまでのポイント
- 「スーパーの総菜じゃ物足りない、でも外出は難しい」というご家族の声が、魚信の仕出し弁当づくりの原点です。
- 店長・田口自身が3歳の息子を持つ現役の父親だからこそ、お祝いの場に立つご家族の緊張や不安が肌でわかります。
- 自宅でも「お店と同じハレの日」を実現することが、魚信のお祝い仕出し弁当のコンセプトです。
「本格的なおいしさ」と「自宅で食べやすい工夫」、その両立が一番難しかった
さて、実際に仕出し料理を本格的に整えるにあたって、一番頭を悩ませたのは「クオリティを落とさずに、自宅でも美味しく食べていただく」という部分でした。
たとえば、お店の名物である釜飯。注文が入ってから一釜ずつ丁寧に炊き上げる、あの炊き立ての香りと旨みこそが魅力です。でもお弁当として届けるとなると、炊き立てをそのまま持っていくわけにはいかない。
何度も試行錯誤しました。炊き込みご飯の仕上がりのタイミング、容器の保温の工夫、食材の水分が出ないような下処理……。「美味しさ」は妥協したくないし、かといって「見た目が寂しい」でも嬉しくない。手づくり豆腐も、あの繊細な食感を崩さずに届けるための容器選びに、かなり時間をかけました。
使う食材は、もちろんお店と同じです。南伊勢や師崎から直送される旬の鮮魚、大豆本来の甘みが引き立つ自家製の手づくり豆腐、丁寧に引いた出汁をベースにした煮物。「仕出しだから少し落としてもいいか」という発想は、最初からありませんでした。
お祝い事のお弁当は、食卓に並んだ瞬間に「わぁ!」という声があがるような見た目でないといけない、と私は思っています。だって、ハレの日ですから。
「南伊勢や師崎の新鮮な魚と、名物の釜飯が絶品でした。手づくり豆腐も美味しくて、両親も大喜びしてくれました。」
ご長寿のお祝いでご利用のお客様
「法事の会食で利用しました。事前の打ち合わせから丁寧に対応してくださり、当日は安心してお任せすることができました。料理も気持ちがこもっていて親族から好評でした。」
法事のお斎でご利用のお客様
「仕出しを頼む」ということへの、小さな遠慮を解きほぐしたい
ひとつ、正直にお伝えしたいことがあります。
仕出し弁当って、なんとなく「頼んでいいのかな」「高いんじゃないか」「細かい要望を言っても大丈夫なのかな」と、遠慮してしまう方が多い気がするんです。
でも、それはもったいない。魚信では、お電話一本でご相談から始めていただいています。「こんな理由で、自宅でお祝いをしたい」「アレルギーがあって…」「予算はどのくらい?」——どんなことでも、まず気軽に話しかけていただけたら嬉しいです。
食材の細かいアレルギー対応も、既製品に頼らず出汁からすべて手作りしているからこそ、柔軟に対応できます。「〇〇が食べられない人がいるけど、同じお膳の席で寂しい思いをさせたくない」——そういうご相談も、大歓迎です。代わりの食材で美味しく仕上げることが、私たちの仕事ですから。
配達エリアは岡崎市を中心に、豊田市、安城市、幸田町など西三河エリアに対応しています。まずはお気軽にご確認ください。
「あの日、頼んでよかった」と思ってもらえる一日に
冒頭でお話しした喜寿のお祝い、その後どうなったかというと——。
お届けした当日、息子さんからお電話をいただきました。「父が本当に喜んで、『こんなに美味しいもの久しぶりに食べた』って何度も言ってました」と。
受話器を持ちながら、ちょっとじーんとしてしまいました。
料理は技よりも心、といつも思っています。どれだけ手間をかけても、その先でお客様が笑顔になっていなければ意味がない。逆に、食べた方が喜んでくれたなら、どんなに大変だったとしても報われる気がします。
ハレの日のお弁当を作るたびに、その想いを改めて確かめています。
お食い初め、帯祝い、七五三、喜寿・米寿などの長寿のお祝い、法事のお斎——。どんなシーンでも、「手間をかけた本物の料理でお祝いしたい」というご気持ちには、全力でお応えします。自宅だから妥協しなければいけない、なんてことはありません。
もしお読みいただいて、少しでも「相談してみようかな」と思っていただけたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
📞 お電話でのご相談・ご予約:0120-15-0173
(火〜日・祝日営業/月曜定休)
仕出し弁当・オードブルのご相談も、お電話またはご予約フォームからお気軽にどうぞ。「ブログを読んだよ」とひと言添えていただけたら、スタッフ一同とても嬉しいです😊
岡崎市稲熊町の「季節の魚と釜飯 魚信」で、皆様のご連絡をお待ちしております。

